【フィリピン】アボイティス、コカ・コーラ現法買収で合意[食品]

フィリピンの大手財閥アボイティス・エクイティ・ベンチャーズ(AEV)は20日、米飲料大手コカ・コーラのフィリピン法人、コカ・コーラ・ビバレッジズ・フィリピン(CCBPI)の買収が最終合意に至ったと発表した。2024年3月までの取引完了を見込んでいるが、フィリピン競争委員会(PCC)の承認が必要となる。

飲料の製造・販売を世界30カ国・地域で手がけるコカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)と共同で、米本社から買収する。出資比率はアボイティスが40%、コカ・コーラ・ユーロパシフィックが60%。フィリピン法人の価値は18億米ドル(約2,685億円)と評価した。

コカ・コーラ・ビバレッジズ・フィリピンは、フィリピン国内でのコカ・コーラ製品のボトル詰めと流通を独占的に手がける。アボイティスが8月に買収を提案していた。

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