イングランド代表GKアーロン・ラムズデールは2021年夏にアーセナルに加入し、翌2022ー23シーズンにはリーグ戦全試合フルタイム出場を果たすなど、正GKの座を確固たるものとした。
しかし、今シーズンGKダビド・ラヤがブレントフォードからレンタル移籍で加入すると、ラヤに正ゴールキーパーの座を明け渡す形となり、ラムズデールはカップ戦要員となった。
代表ウィーク明けのプレミアリーグ第13節、アーセナルはアウェイでブレントフォードとの一戦を控えているが、正GKのラヤはレンタル元であるブレントフォードとの試合には出場不可となっている。そのため、9月3日のマンチェスター・ユナイテッド戦以来となるリーグ戦の出番がラムズデールに回ってくることが濃厚となっている。イギリス『football.london』が伝えている。
GKはそのポジションの特性上1度控えにまわればスタメンの座を奪い返すことは容易ではない。ミケル・アルテタ監督の志向するサッカーではGKにも足元の技術が求められ、ラヤを今シーズン獲得したのは後方からのビルドアップの精度をより向上させるのが狙いだと考えられる。
しかし、アルテタ監督はラムズデールへの信頼は失っておらず、「8月に与えられた役割は、3月には全く別の役割になっているかもしれない。彼はチーム内で非常に重要な役割を担っている」とセカンドGKへ降格した後もチームの重要なピースであると明言している。
ブレントフォードは前節アウェイでリヴァプールに0ー3で敗れたものの、今季ホームで行われたリーグ戦全6試合で得点するなど油断は禁物だ。ラムズデールがスタメンのポジションを奪い返すためには週末のゲームで0に抑えることが必要不可欠となりそうだ。