【ベトナム】ハノイで日本商品テスト販売会、流通サクコ[経済]

ベトナム北部を中心に日本商品を販売する「サクコ(SAKUKO)ジャパニーズ・ストア」を42店舗展開する日系資本のサクコベトナムは25~26日、首都ハノイでテスト販売会を実施する。ベトナム市場への進出を目指す日本企業約30社が、飲食品や化粧品、ベビー用品などを出品する。

販売会はバディン区クアングア競技場で開催する。イベント名は「ジャパンフェスタ2023」。サクコは2017年から同様の販売会を4回にわたり実施してきたが、コロナ禍で20年以降は開催を見送っていた。今年は漫画やコスプレなど日本の若者文化を紹介して地元消費者を集客し、2日間で5万人の来場を見込む。

サクコ・リテールは11年に設立し、「サクラ・ジャパニーズ・ストア」の店舗名で日本のベビー用品の販売を開始した。17年に店名をサクコに変更後、日本の化粧品や食品、文房具などの取り扱いを開始した。現在は1万品目を取り扱い、ウェブでも販売する。

22年5月にはシュークリーム専門店「ビアードパパ」を運営する麦の穂(大阪市)と組み、低価格帯のシュークリームの新業態店「ベレーパフ(Beret Puff)」をハノイで開業した。

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