ノルディックウオーキングで健康に 壱岐で初の競技会

ノルディックウォーキングを楽しむ参加者=壱岐市勝本町

 長崎県壱岐市勝本町の湯ノ本地区で19日、「ノルディックウォーキング競技会in壱岐島」が初めて開催された。市総合型地域スポーツクラブ設立準備委員会(鬼塚裕司代表理事)主催。
 3人1組の団体戦で自己タイムをあらかじめ申告する。エキスパートクラス(8.4キロ、高低差176メートル)とスタンダードクラス(4.6キロ、高低差87メートル)で速さではなく、宣言タイムに近いほどポイントが少なく、その少なさを競う。歩き方でも加減点される。3人は別々のグループで歩く。
 エキスパート15人、スタンダード39人の計13チームが参加した。スタンダードで優勝したのは同市芦辺町の「チームあしがる」の吉永智佐子さん(70)、岩井文男さん(74)、澤成ミツヨさん(75)。普段からスポーツイベントに一緒に参加する仲良し3人組で、吉永さんは「寒い中試走したかいがあった。大変うれしい」と話した。
 県が運動習慣やメタボリック症候群該当者数などのデータを得点化した県内市町別ランキングによると、壱岐市は対馬市と並んで最も総得点が低かった。
 こうした状況も踏まえ、同委員会は来年1月28日にボッチャ競技会、2月18日にモルック競技会を予定。3月には、健康増進や交流促進、子どもの体力強化などを図るNPO法人「総合型地域スポーツクラブ」を立ち上げる。

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