山辺高チームが「芋煮風ミネストローネ」で優勝 仙台・東北の高校生スープコンテストで県勢初

県勢初の優勝を果たした山辺高チームの3人=仙台市

 東北の高校生にオリジナルスープを考案してもらうコンテスト「スマイル“フード”プロジェクトin東北2023」(東洋水産主催)の決勝大会が25日、仙台市の仙台国際ホテルで開かれ、山辺高「山形愛すGHM」チームが優勝した。県勢の制覇は初。作品の芋煮風ミネストローネは、来年秋頃に「マルちゃん」ブランドのフリーズドライスープとして商品化される。

 山辺チームはいずれも1年の板垣源飛さん(15)、佐藤ひよりさん(16)、佐藤百香さん(16)の3人。山形名物とイタリアの家庭料理のコラボで挑んだ。芋煮の定番食材にトマトを合わせ、山形市特産の山形セルリーの爽やかな香りがアクセントになっている。

 東北各県の代表6チームが決勝に臨み、プレゼンテーションで作品の特徴を発表した。同社役員らが試食し「おいしさ」「地域性」などの観点で審査した。

 コンテストは9回目で、これまで県勢のみ優勝経験がなかったが、応募のあった48校、174チームの頂点に立った。リーダーの板垣さんは「山形の魅力を伝え切れて良かった」と話した。

芋煮風ミネストローネ

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