ソフトバンクが長崎で野球教室 小学生330人が参加 憧れの選手に技学ぶ

笹川選手(左)の指導を受けながらバットを振る参加者=県営ビッグNスタジアム

 プロ野球ソフトバンクホークスの野球教室が23日、長崎県長崎市の県営ビッグNスタジアムで行われ、子どもたちが憧れの選手たちと触れ合いながら、野球の楽しさや技術を教わった。
 「ベースボールキッズ2023」と題して、23、25日に九州・山口の9県11会場で開催。ビッグNには石川柊太投手、尾形崇斗投手、板東湧梧投手、笹川吉康外野手、佐藤琢磨投手、小林珠維内野手兼投手らが訪れ、県内の小学生約330人を指導した。
 参加者は5グループに分かれて、打撃や投球、走塁などを体験した。尾形投手はストラックアウトに挑む子どもに「狙ったところを見て、目線をぶらさず投げよう」「力強く腕をしっかり振ろう」とアドバイス。打撃を担当した笹川外野手は「ボールをしっかり最後まで見てバットを振って」と指導していた。
 川棚ジュニアの河村龍聖君(11)=石木小6年=は「打撃で膝のかがみ方など体の使い方が勉強になった」と納得できた様子。昨年、現役を引退してソフトバンクホークス野球振興部のアカデミースタッフになった釜元豪さん=西陵高出身=は「長崎は野球やソフトボールが盛ん。この熱をつなぐために役に立ちたい」と満足げだった。

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