あみたん娘声優、高岡語る カノン役・山本さん セシル役・エリザベスさん

高岡の魅力や松原展の見どころを語る山本さん(右)とエリザベスさん(中央)=富山新聞高岡会館

  ●富山新聞高岡会館でトーク、松原展の見どころも紹介 

 高岡市出身の人気アニメーター松原秀典さんがキャラクターデザインした市観光大使「あみたん娘」の声優、山本希望さんとエリザベス・マリーさんのトークショーは26日、富山新聞高岡会館で開かれた。2人は県内外から訪れたファンを前に、高岡の魅力や松原展の見どころを語った。

 「あみたん娘」はカノンとセシルという2人の美少女キャラで構成され、高岡大仏の化身である「あみたん」とともに、高岡を元気にしていく物語。オーディオドラマなど、さまざまな形で展開されている。

  ●「第2の故郷」「聖地多い」

 カノン役の山本さんとセシル役のエリザベスさんがあみたん娘のイベントで高岡を訪れたのは2014年以来。エリザベスさんは高岡の印象を「優しい雰囲気は変わらず、安心感があって第2の故郷という感じ」と話した。

 山本さんはプライベートでも高岡を訪れており、昨年、高岡おとぎの森公園に置かれているドラえもんのモニュメントを見に行ったと語った。南砺市のアニメ制作会社ピーエーワークスの作品にも親しんでおり、「富山はアニメの聖地が多い」と話した。モデルの松越美乃(はるの)さん(富山市)がカノンのコスプレ姿で聞き手を務めた。

 声優の2人はトークショー前に、市立博物館で開催中の松原秀典展(富山新聞社主催)や国宝勝興寺を訪れた。松原さんが描いた「あみたん娘」のキャラクター設定書を松原展で見た感想を語り、エリザベスさんは「あみたん娘ができるまでの過程が見られてよかった」と話した。26日はエリザベスさんの誕生日で、来場者からバースデーソングで祝福を受けた。

 横浜市の会社員、菅野佳隆さん(53)は「あみたん娘のモチーフとなった高岡大仏を初めて見た。また訪れたい」と話した。2人からサイン入りクリアファイルを贈られた射水市の会社員、杉山悠さん(26)は「声優を交え、あみたん娘のストーリーが展開されることを期待したい」と語った。

 山本さんとエリザベスさんは、松原秀典展の「あみたん娘」コーナーに飾られている松原さんの描き下ろしイラストのタペストリーにサインした。

 松原展は富山新聞の創刊100年を記念した「アニメEXPO」の一環で、会期は来年1月8日まで。月曜(祝日除く)と年末年始は休館。一般千円、中高生500円、小学生以下無料となっている。

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