豆パンロールが全国最高位 盛岡の白石食品工業

グランプリに輝いた「豆パンロール」

 白石食品工業(盛岡市、白石雄一社長)の「豆パンロール」が第68回ジャパン・フード・セレクション(日本フードアナリスト協会主催)で最高位のグランプリに輝いた。

 2004年発売のロングセラー商品は、素材と製法にこだわる。望月製餡(せいあん)所(盛岡市)に特注する甘納豆と、季節に合わせて口溶けと塩味を調整するマーガリンを用い、素朴な甘さとほどよい塩味が絶妙。甘納豆を包む生地を手作業で楕円(だえん)形にし、やわらかい食感に仕上げる。東北のスーパーやコンビニで販売し、22年の売り上げは650万個を超える。

 審査では、2万3千人のフードアナリストが味やパッケージデザインなどを総合的にチェック。豆パンロールは「甘納豆の素朴な味とマーガリンの塩気がやみつきになる」「ごろごろの甘納豆が見えて購買意欲が湧く」などと高く評価された。

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