藤井聡太八冠 車掌になって“鉄分補給” 「将棋を本格的に始める前は電車の運転士になりたいと思っていた」

鉄道好きでも知られる将棋の藤井聡太八冠(21)が、車掌や運転士を体験しました。

(藤井八冠)
「緊張します…」

(車内アナウンス)
「本日は『ことでん』をご利用いただきありがとうございます。この電車は、琴電琴平駅を9時12分に発車する高松築港行きです」

27日午前、香川県琴平町の通称「ことでん」琴平駅で、緊張しながら車内アナウンスをした藤井聡太“車掌”。

(藤井八冠)
「難しいです(笑)」

これは、琴平町で開催予定だった竜王戦七番勝負第5局が、藤井八冠の4連勝でシリーズが終了したため、対局がなくなった代わりに行われた「竜王3連覇を祝う会」の関連イベントです。

(藤井八冠)
「前方よし!」

駅には多くのファンが訪れ、藤井八冠が視線を送ると。

(ファン)
「キャー!」「おめでと~」

まるで藤井“車掌”のライブ!

藤井八冠は、11月行われたトークイベントでこんな発言をしていました。

(藤井八冠)
「子どもの頃から将棋はもちろん鉄道も好きで、将棋を本格的に始める前は電車の運転士になりたいと思っていた」

運転席で本物のブレーキなどに触れ、憧れの運転士に近づいた藤井八冠は、童心にかえったような笑顔でした。

(藤井八冠)
「電車を使った体験はなかなかできないのですごく貴重な経験ができた。車掌は本当にすることがたくさんあって、忙しいということを感じた」

また、運転士の体験について聞かれると…

(藤井八冠)
「『ことでん』はレトロな車両が多く活躍している。最近の車両とはかなり違う雰囲気があり、とても面白かった」

鉄道好きの藤井八冠にとっては、最高の“鉄分補給”ができたようです。

© CBCテレビ