中国本土への出境急増で33万人

入境処の統計によると、先週土曜日の11月25日に陸路出入境管理所を経由して中国本土に赴いた香港市民は約33万7000人で、11月に入って最高を記録した。27日付香港各紙によると、25日本土から香港を訪れた観光客は約12万8000人で、両者の差は20万8000となった。餐飲連業協会の黄家和・会長は、外食産業の週末の営業は確かに前年同期と比べて減少しており、クリスマス市場の縮小が続くのではないかとの懸念を示した。自由党の邵家輝・主席は、特区政府と本土が粤港澳大湾区の都市からの観光客を対象にしたマルチビザについて話し合うよう提案した。

11月の各土曜日に陸路で北へ向かう香港市民の数を比較すると、第1土曜日(4日)は約31万8千人、第2土曜日(11日)は約31万2千人、第3土曜日(18日)は約32万8000人。先週土曜日(25日)に香港から本土へ向かった香港市民は羅湖経由で9万6000人、落馬洲経由で8万6000人、深セン湾経由で4万4000人となり、合計は約33万7000人に上り11月最高を更新した。

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