“みかじめ料”に「NO!」暴力団排除訴え 県警が夜の街をローラー 広島 

暴力団の資金源となっている「みかじめ料」の取り立てを防ごうと警察官らが、繁華街でチラシを配りました。

28日、広島市にある中国地方最大の歓楽街「流川・薬研堀地区」で、警察官などおよそ50人が、飲食店などに暴力団排除条例の徹底を促すチラシやステッカーを配りました。

警察官
「みかじめとか、用心棒になっちゃるけえとかという話を持ってこられたありますか?」
飲食店
「ないです」

「広島県暴力団排除条例」は、流川・薬研堀地区など県内3つのエリアを強化地域に指定。みかじめ料などを受け取った暴力団だけでなく、渡した店側にも罰則が設けられています。

会員制バーのオーナー
「こういった対策をあらかじめ伝えてもらっていたら、対策がしやすいというか、しっかりフル活用させてもらって『NO』と言える店でありたい」

ことし、流川・薬研堀地区では暴力団によるみかじめ料要求事件が2件発生。

警察は、年末を控え、飲食店などにあらためて暴力団との関係を断つよう呼びかけています。

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