韓国サムスン電子は28日、オーディオ機器などを手がける米国子会社ハーマンインターナショナルが、音楽管理・検索およびストリーミングプラットフォーム企業の米ルーンを買収したと発表した。これによりハーマンは世界の家庭用オーディオ市場でのリーダーシップを強化する狙い。
2015年に設立されたルーンは豊富なインターフェース、オーディオデバイス互換性、サウンド再生エンジンなどを持つ。全てのパソコン基本ソフト（ＯＳ）で使用できるほか、ルーン専用のサーバー「Nucleus」を製造している。
ハーマンはこれまで、カーオーディオやブルートゥーススピーカー、パーティー・公演向けの音響機器などでトップシェアを誇ってきたが、ホームオーディオでは競争力を高める必要があると指摘されていた。
ハーマンはサムスン電子による買収が完了した17年以降、米国やドイツのベンチャー企業など５社を買収している。
