中国人の物乞い、人身売買と無関係

指や手を欠損し、顔に火傷の跡のある複数の中国人の女がバンコクで最近、物乞いをしている様子が確認され、これらの女が「人身売買の犠牲者」であるとの見方も出ていたが、警察庁入国管理局の担当者はこのほど、これらの女たちが自由意志でタイに来て物乞いをしていたもので、人身売買とは無関係と判明した発表した。中国人の女の中には、物乞いで1日に1万バーツ程度を稼いでいた者もいたという。タイでは物乞いは違法であり、警察は11月10日以降にバンコクでの物乞いに関連して中国人の男女7人を逮捕している。また、「タイの犯罪組織が背後に存在する」といった見方も出ていたが、取り調べの結果、中国人の女の物乞いの世話をしているタイ人はいたものの、これらタイ人による搾取などは確認できなかったという。このほか、バンコクで逮捕された中国人の物乞いのうち何人かはマレーシアやシンガポールでも物乞いをしていたとのことだ。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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