三笘薫を擁するブライトンの本拠地、大幅な節水に成功し「地球にとっての勝利」を宣言

写真:ブライトンの本拠地、アメックススタジアム

日本代表MF三笘薫が所属するブライトンの本拠地アメリカン・エキスプレス・スタジアム(アメックス・スタジアム)で45カ所もの漏水が発見され、修繕の結果、大幅な節水に成功したという。クラブの公式サイトが発表している。

アメックス・スタジアムは2011年7月に開場と比較的新しいスタジアムであり、クラブの施設管理チームが日頃から高水準のメンテナンスを施していた。しかしイギリス国内で公共用水の収集や処理、供給・配水などを担う民間公益事業会社『サザン・ウォーター』が綿密な調査を行ったところ、敷地内のトイレや蛇口、小便器などで45件の隠れた水漏れが確認され、毎日約3万4000リットルもの水が浪費されていることが判明したという。

『サザン・ウォーター』は水漏れを起こしていた箇所に修理を実施したうえ、38のトイレと21の蛇口に節水装置が取り付けられたことで、さらに1日あたり7141リットルの水が節約されることに。その結果、合計で1日4万1203リットルの水の使用が削減されたと推定され、ブライトンの公式サイトはこれを「クラブにとって、そして地球にとっての大きな勝利」と表現した。

ブライトンでサステナビリティ・マネージャーを務めるトーマス・ハリス氏は「ブライトンは資源をより有効に活用し、無駄を省く方法を常に模索している。すでにいくつかの節水技術を導入しているが、『サザン・ウォーター』の協力によって水漏れの修理と節水装置の設置が施され、大きな節約が実現された」と報告。

また、今後はクラブのトレーニング施設である「アメリカン・エキスプレス・エリート・フットボール・パフォーマンスセンター」でも『サザン・ウォーター』社による同様の調査が行われ、さらなる節水を目指すことになるという。

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