北陸経済連合会が北陸3県出身の女性を対象に行った「女性の就業意識に関する実態調査」によると、北陸で働く女性は管理職への昇進に消極的な傾向がみられた。
「管理職の打診があれば受けてみたい」と答えた人は、北陸勤務の女性で24.5％にとどまり、北陸出身で首都圏勤務の女性では39.1％に上った。北陸女性がなりたくないとした理由（複数回答）で最も多かったのが「責任が重い」58.2％、次いで「能力に自信がない」55.7％、「家庭と仕事の両立が難しい」44.3％と続いた。
また、首都圏勤務の女性にUターンの意向を尋ねると、63.3％が「北陸に戻ることはない」と回答した。
調査結果から、北陸経済連合会は「北陸企業への提言」をまとめ、▽女性がキャリアアップの可能性を感じられる環境づくり▽家庭と仕事が両立できる働き方の見直し▽それらの実現のために経営トップの関与を高める－ことが必要とした。
調査は8～9月に会員企業やウェブ調査会社を通じて行い、北陸3県（福井、石川、富山）出身者で北陸勤務の女性1121人、首都圏勤務の女性169人らから回答があった。
調査結果は、同連合会ホームページで公開している。
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