J3初年度を終えるFC大阪がDF谷口智紀とDF佐藤颯人の契約満了を発表

今季限りでの退団が発表された谷口(左)と佐藤[写真:©︎J.LEAGUE]

FC大阪は1日、DF谷口智紀(31)とDF佐藤颯人(24)の契約満了を発表した。

谷口は滝川第二高校、立命館大学を経て、2015年に当時日本フットボールリーグ(JFL)の奈良クラブに入団。2017年から明治安田生命J3リーグのアスルクラロ沼津へ活躍の場を移すと、2021年はガイナーレ鳥取でプレー。2022年から当時JFLのFC大阪に加入し、J3へ昇格して臨んだ今シーズンはリーグ戦24試合に出場した。

佐藤は東海大学付属相模高校、東海大学を経て、2021年にFC大阪に入団。在籍3年目の今シーズンは2月に左ヒザ外側半月板損傷の重傷を負い、公式戦の出場機会はなかった。

FC大阪からの退団が決まった2選手はクラブを通じてコメントしている。

◆谷口智紀
「今シーズン限りでチームを離れることになりました。正直まだ気持ちの整理ができていない部分もありますが、現実を受け止めて前進していきたいと思います」

「昇格なども含めて素晴らしい経験もできましたが、苦しい時間もたくさんありました。でもチームメイト、スタッフなど多くの人に支えていただきました。ありがとうございました。2年間という短い時間でしたが、素晴らしい仲間たちと共に闘えたことが幸せでした」

「今後はまだまだ自分の可能性を信じて走り続けたいと思います。これからも自分らしく全力で頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします」

◆佐藤颯人
「今シーズンをもってFC大阪を退団することになりました」

「進路が決まらない中、最後に手を差し伸べてくれたのがFC大阪でした。このチームに入り3年間、たくさんの経験をさせてもらえたこと、小さい頃から夢見ていた舞台に連れてきてもらえたことに、会長、社長をはじめフロントスタッフの方々、FC大阪に関わる全ての人に本当に感謝しています」

「自分自身、去年と今年の2年間はケガも多く、リーグ戦に絡むことができず、チームに貢献できなかったことは歯痒く情けない気持ちでいっぱいです」

「特に今年1年間は、シーズンのほとんどの時間をリハビリで過ごしました。長期離脱で先の見えない日々でも前向きにリハビリに取り組めたのは間違いなくチームみんなの存在があったからです。いつもふざけ合いずっと一緒にいた同期、プライベートでも仲良くしてくれた先輩や後輩、偉そうにしてなくて優しくて愛されるベテランたち、明るくてアホらしいチームメイトが大好きでした!」

「どんな時でも前向きな声をかけてくれた監督はじめコーチングスタッフ、辛抱強く復帰まで一緒に頑張ってくれたメディカルスタッフの方々、チームのために裏方に徹するマネージャー、本当にありがとうございました。選手としてピッチの上で喜び合えなかったことは唯一の心残りですが、みんなとシーズンをやり切ることができて良かったです」

「そして今シーズンも熱い応援をしてくれたファン・サポーターの皆様。3年間本当にありがとうございました。またどこかで会いましょう!!」

「FC大阪に来て良かった。心からそう思います。ありがとうございました!!」

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