日本一おいしい米コン  大村城南高が「ミルキークイーン」を出品 優秀金賞 

大村城南高のミルキークイーンが優秀金賞を獲得したコンテスト=山形県庄内町(同校提供)

 山形県庄内町で開催された「第17回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」の高校生部門で、大村市久原1丁目の県立大村城南高(中小路尚也校長)が栽培した「ミルキークイーン」が全国ベスト6の優秀金賞を受賞した。
 1年生の農業学習が必修となっている同校。竹松農場(同市宮小路3丁目)の水田(約90アール)で6月、1年生が複数の品種を田植えした。夏休みには栽培環境部に所属する生徒が防鳥網を設置するなど、栽培に励んできた。
 高校生部門には全国36校から60点が出品。このうち6点が決勝大会に進み、同校のミルキークイーンも選ばれた。ほんのりとした甘みともち米に近い弾力ある食感が特徴。審査員からは「ずば抜けて香りが良い」などと評価されたという。
 指導した磯井茂教諭によると、全国的に夏の猛暑がイネの生育に与えた影響が大きく、同校でも夏場の対応に苦心したという。同校2年で栽培環境部員の樫本凛さんは「スズメの食害に合わないようにしたり、審査用のお米を一粒一粒選別したりと、1年を通して入選できるように努力した」と話した。

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