甘くてとろとろな“ネギの王様” 栃木で「宮ねぎ」収穫

収穫期を迎えた宮ねぎ

 【栃木】宮町を中心に栽培される市特産の「宮ねぎ」が収穫期を迎えている。

 宮ねぎは一般的なネギより白い部分が太く短いのが特徴。香りや甘みが強く、加熱するととろとろの食感になる。「ダルマねぎ」とも呼ばれ、江戸時代から栽培されているという。

 種を植えてから収穫まで1年以上かかることなどから市場に流通する数は少なく、直売所を中心に販売されている。

 同所、酒巻芳和(さかまきよしかず)さん(75)方は30アールの畑で栽培。今年は夏の猛暑の影響で収穫量が少ないが、味などの品質に問題はないという。酒巻さんは「あと10日ほど収穫が続く。味は“ネギの王様”です」と太鼓判を押した。

収穫期を迎えた宮ねぎ

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