九里亜蓮「来年は優勝&日本一」 広島カープ 契約更改 3年契約最終年へ

広島カープの契約更改です。7日は、カープ先発陣の柱・九里亜蓮 投手が交渉に臨みました。来シーズンは、3年契約の最終年となります。

広島カープ 九里亜蓮 投手
ー サインはしましたか?
「はい。しました」

― 来年の契約は
「変わらずです。防御率やイニングはキャリアハイだったので、そういうところは評価していただきましたし」

現状維持の1億4000万円プラス出来高(推定)でサインした九里は、今シーズン、2年ぶりに規定投球回を達成。自身、最多となった174と3分の1イニングは両リーグトップの数字で、さらには自己最多となる3つの完封勝利も挙げました。

勝8 敗8 防御率2.53 回174と1/3(両リーグトップ) 完封3(セ・リーグトップ)

九里亜蓮 投手
「自分の中で最低目標にしていたイニングは行けたのでよかったかなとは思いますけど、いろんな面でもっと自分自身、レベルアップをしてやらないと。もっとチームを勝ちに導けるようなピッチングができないとういうのも感じるない試合もたくさんあったので。ファン感謝デーのときにも(RCC野球解説者の)安仁屋(宗八)さんに言われたんですけど。『200イニングは投げないとダメだよ』と言われたので、そういう意味でももっと投げられるようにがんばりたいと思います」

けが人が多かった先発陣の中でシーズンを通してローテーションを守り抜き、防御率もキャリアハイを記録。

さらに、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは延長にもつれた第1戦でリリーフ登板。気迫の投球でサヨナラ勝利を呼び込むと、今度は中3日でファイナルステージに先発登板するなど、最終盤までフル回転。そのタフネスぶりで、新井カープ躍進の原動力となりました。

来シーズンは、さらなるレベルアップとことしのリベンジを誓います。

九里亜蓮 投手
― 来季へ
「やっぱり2位というところでくやしさの方が勝っているので、来シーズンはリーグ優勝・日本一に向けてことし以上の成績を残せるようにやっていければいいかなと思います」

◇ ◇ ◇

小宅世人 アナウンサー
安仁屋宗八さんから『200イニングは投げないとダメだよ』と言われた話がありましたが、日本球界では200イニングを投げる投手は減ってきていまして、最後に投げたのが2018年の巨人の 菅野智之 投手でした。では、カープで最後に200イニングを投げたのは誰でしょうか? 206と3分の1イニングを投げています。

正解は、2015年の 前田健太 投手でした。九里投手には来年、パワフルにたくさん投げてもらってチームの勝利に貢献していただきましょう。

© 株式会社中国放送