「青少年の交流や企画展を」広島市長がパールハーバー国立記念公園を訪問 「合意できれば来年度から予算措置をする」と提案

広島市の松井市長は、パールハーバー国立記念公園を訪問し、青少年の交流など今後の活動について提案しました。

広島市の松井一実市長は、アメリカ・ニューヨークで開催された核兵器禁止条約第2回締約国会議に出席したあと、今月1日から2日にかけて、ハワイ・ホノルルのパールハーバー国立記念公園を訪問しました。

広島市によりますと、公園管理監督者のトム・レザーマン氏の案内で▽ユタ記念碑▽オクラホマ記念碑▽ビジターセンター▽アリゾナ記念館を視察しました。

レザーマン氏との協議では▽青少年の交流プログラムの作成▽企画展の開催▽被爆樹木と証言樹木の苗木の交換について「合意できれば来年度から予算措置する」ことを提案したということです。

これを受けパールハーバー国立記念公園側は「すぐにできるものと、そうでないものでも2、3年での実現に向けて詳細を協議しよう」と応じたということです。

アメリカ政府からの提案で締結されたパールハーバー国立記念公園と平和公園との姉妹公園協定については、複数の市民団体が「市民的な議論を経ておらず拙速だ」などとして問題視する声があがっています。

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