きらきら☆プランクトンアート 珪藻で描くツリーや模様 25日まで長崎ペンギン水族館

オーナメントのように輝く珪藻に興味津々の親子=長崎市、長崎ペンギン水族館

 海外のクラゲと珪藻(けいそう)をテーマにした「プランクトンアート展」が長崎県長崎市宿町の長崎ペンギン水族館で開かれている。クリスマスムードを盛り上げるイベントの一環で、25日まで。
 珪藻は植物プランクトンの一種で肉眼では見えない大きさ。円形やひし形、棒状などたくさんの形があり、顕微鏡を使ってガラスの上に並べるアートは19世紀にヨーロッパ貴族の間で流行したという。
 クラゲ3種も展示する室内は照明を落とし、癒やしの空間を演出。さまざまな形の珪藻を組み合わせ、クリスマスツリーや万華鏡のような幾何学模様にデザインしたアート写真を拡大し、パネルにした。家族で千葉県から来た野口晋太郎ちゃん(4)は「全部きれいで一番は決められない」と興味津々。飼育スタッフの近藤ゆういさんは「クラゲとアートが織りなす優美で幻想的な空間を楽しんでもらえたら」と話した。
 期間中は毎日、クリスマス限定のペンギンカードを配布。23~25日はサンタダイバーが水槽に潜って給餌する「ふれあいランチタイム」を実施する。

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