雪氷作業車出動式 道路の凍結備え、長崎自動車道諫早IC内駐車場

デモ走行する雪氷作業車両=諫早市、長崎自動車道諫早IC内駐車場

 冬場の積雪や道路凍結に備えようと7日、雪氷作業車両などの出動式が諫早市貝津町の長崎自動車道諫早インターチェンジ(IC)内駐車場であった。
 国道や高速道路の安全確保に向け連携の強化を図ろうと、国土交通省長崎河川国道事務所と西日本高速道路(NEXCO西日本)長崎高速道路事務所が合同で毎年開催している。
 長崎県警高速道路交通警察隊も含め関係者約90人が参加。除雪車や凍結防止剤散布車、パトカーなど車両10台が出動した。参加者が「雪氷対策作業が無事故、無災害で最終日を迎えることができるよう、万全の体制で作業を実施していく」と安全宣言。雪氷作業のデモンストレーションもあり、薬液に見立てた水を散布するなどして会場内を走行した。
 昨シーズン、一般国道約174キロを管理する長崎河川国道事務所は凍結防止剤散布に29回、県内を中心とした高速道路などを管理する長崎高速道路事務所は除雪3回、凍結防止剤散布作業に8回出動した。同事務所は「天気予報や交通情報を確認し、降雪や凍結の恐れがある時は、車での不要不急の移動は控えてほしい」と呼びかけた。

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