前人未到の「八冠」を達成した愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠(21)。11日から記念切手が全国に先駆けて、東海地方の郵便局限定で発売開始です。
ことし将棋史上初の8大タイトル独占を果たした藤井八冠。
11月には、内閣総理大臣顕彰が贈られたほか、愛知県県民栄誉賞や瀬戸市の名誉市民の称号を授与されるなど、各方面からあらゆる形でその偉業を称えられています。
(畑中大樹記者)
「きょうから東海エリアの郵便局で販売されているのがこちらの記念切手。八冠を記念して、タイトル戦にちなんだ写真が使われています」
ルーティンの“初手お茶”を飲む姿や楽しそうな笑顔など、タイトル戦で見せた藤井八冠の様々な表情が切手シートになりました。
84円切手10枚入りで1700円です。1月15日に全国の郵便局とネットショップで発売されるのを前に、12月11日、愛知、岐阜、三重、静岡県の郵便局限定で販売がスタートしました。偶然、鹿児島から名古屋に来ていたファンも…。
(鹿児島のファン)
「地域限定でしょ?先行は。ちょうど良かった、すごい巡り合わせ」
(三重から来たファン)
「父に頼まれて。父が将棋を藤井八冠から好きになった。買えて良かった」
これまで藤井八冠の記念切手は、2018年に公式戦29連勝で新記録を達成した時と、2021年、史上最年少二冠を達成した時に発行され、今回が3回目。しかし「八冠記念」はやはり格別なようで。
(切手を買った人)
「使う用と保存用で2枚買った。笑顔がいいですよね」
(鹿児島のファン)
「しばらくは眺めています。こっそり」
ファンにとっては切手そのものが「贈り物」になりそうです。