神戸赤十字病院の内科医、入院中の女性患者にわいせつ行為か 出勤停止に

神戸赤十字病院=神戸市中央区脇浜海岸通1

 入院中の女性患者に病室でわいせつな行為をしたとして、神戸赤十字病院(神戸市中央区)が、内科の30代男性医師を出勤停止にしていることが11日、分かった。男性医師は病院側の聞き取りに「診療行為の一環だった」と説明したが、病院側は問題があると判断した。女性は兵庫県警に被害を相談しているという。

 同病院によると9月上旬、入院中の女性から「男性医師に下半身を触られた」という趣旨の申告があった。病院が男性医師に事情を聴いたところ、行為を認め「診療行為の一環で、過去にもしたことがある」と説明したという。

 病院によると、男性医師は女性が入院していた病棟を担当。当時、病室には男性医師と女性の2人だけだったという。

 病院は「産婦人科医であればそのような診療もあり得る」としつつ、内科医の診療方法としては問題があった可能性があるとし、男性医師を9月上旬から出勤停止にしている。病院は「警察の捜査に協力していく」としている。(竜門和諒)

© 株式会社神戸新聞社