姫路城、祝福のサプライズ花火が白亜の大天守と共演 世界遺産登録30周年

姫路城の世界文化遺産登録30周年を記念し、打ち上げられた花火=11日夜、姫路市駅前町から(撮影・辰巳直之)

 兵庫県姫路市の国宝姫路城は11日、日本初の世界文化遺産に選ばれて30年の節目を迎えた。午後8時には城北側に100発のサプライズ花火が打ち上げられ、白亜の大天守と共演した。

 あいにくの雨となったが、城とJR姫路駅を結ぶ大手前通りでは、大勢の通行人らが足を止め、夜空を彩る大輪を見上げて祝福。姫路城は現存する国内最大の城郭建築で、建造物としての美的完成度の高さや保存状態の良さなどが評価され、1993年12月11日に奈良・法隆寺とともに世界遺産に登録された。(井上 駿)

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