台湾の台中市立長億高級中学の生徒と教員ら計26人が11日、教育旅行で酒田市を訪れた。観光施設「相馬樓(そうまろう)」で酒田舞娘(まいこ)に踊りを学び、日本文化に親しんだ。14日まで市内に滞在する。
台湾からの誘客活動に取り組む酒田DMO(酒田市、荒井朋之理事長)が、初めて受け入れた。一行は、日本の高校生に当たる生徒が中心で、旧回船問屋家坂亭、山王くらぶなどを見学した。相馬樓では浴衣を着て、港町の往時のにぎわいを歌った「酒田甚句」に合わせ、盆踊りも体験した。
初めて浴衣を着たという江佳◎さん(16)は「踊りは難しかったが練習してできるようになった。酒田のご飯が楽しみ」と笑顔を見せた。一行は今後、酒田市役所や酒田南高を訪問し、企業見学やホームステイなどもする予定。酒田DMOによると、来年1月には、台中市立烏日国民中学の生徒も訪れるという。
◎=日ヘンに斤