2023年を漢字一文字で… 今年の漢字は「税」 栃木県民が選んだ漢字一文字は?

 

 1年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が、税金の「税」に決まりました。   

 日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」は、毎年、京都・清水寺で発表されています。12月12日に森清範貫主が、縦約1.5メートル、横約1.3メートルの和紙に特大の筆を使って「税」という文字を書きました。 

 29回目の今年(2023年)は、11月1日から12月6日まで日本漢字能力検定協会のウェブサイトなどで全国から募集しました。14万7878票の応募があり「税」は5976票を集めました。 今年は生活に直結する増税や減税の動向に注目が集まったほか、インボイス制度やふるさと納税といった税にまつわる話題が取りざたされ、国民の期待や不安が錯そうしたことなどが理由だということです。 

 「税」が選ばれるのは2014年以来2回目で、当時は消費税率の引き上げや政治とカネの問題によって税金について考えさせられる1年だったということです。 

 今年の2位は夏の平均気温が統計来最高だったことから「猛暑」の「暑」、3位は戦争の「戦」でした。 また、阪神タイガースやワールドベースボールクラシックの優勝、大谷翔平選手の活躍などから4位は「虎」、5位が「勝利」の「勝」、6位に野球の「球」と野球関連の漢字が上位に入っています。

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