「ロケーションシステム」導入へ バスの位置情報や運行状況 スマホなどで確認 長崎県交通局

 長崎県交通局は12日、県議会観光生活建設委員会で、バスの位置情報や運行状況をスマートフォンなどで確認できる「ロケーションシステム」を来年春にも導入する方針を明らかにした。
 同システムは専用アプリやウェブサイトで運行情報や乗車予定のバスの現在地などを把握できる。長崎、諫早、大村3市の路線バスなどに対応予定。長崎市の矢上バス停に設置している液晶ディスプレー搭載「スマートバス停」にも表示される。事業費は約9600万円。
 さらにアプリでは災害発生時の運休や迂回(うかい)運行の状況を通知したり、普段利用する路線の時刻などを素早く検索できたりする機能も設ける。
 同様のシステムは西肥バスが佐世保地区で導入済みという。
 同局は「バスは道路状況に左右されやすく、待ち時間のイライラ解消や乗り継ぎのしやすさなど、利便性向上につなげたい」としている。

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