行方不明の「米軍ドローン」東富士演習場外で発見 操縦訓練中に強風で飛び出したか=静岡・東富士演習場

12月13日午後1時過ぎ、静岡県御殿場市の東富士演習場で、操縦訓練中に行方不明となっていたアメリカ軍のドローンが発見されたことが分かりました。

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防衛省によりますと、行方不明になっていたのは12月7日午前、東富士演習場でアメリカ軍が訓練で操縦していたドローン「RQ20」です。発見場所は静岡県御殿場市上小杉の東富士演習場敷地外で、訓練時に通信途絶した地点から北東約300メートルの場所でした。

防衛省によりますと「RQ20」はカメラを装備した手投げ式のドローンで、全長約1.4メートル、全幅約2.8メートル、重さ約7キロ。アメリカ軍は防衛省南関東防衛局に対し「強風により東富士演習場外に飛び出した可能性がある」などと伝えていました。防衛省にはこれまでに人的・物的な被害があったという情報はないということです。

御殿場市の勝又正美市長は、「行方不明となっていた米軍のドローンが、東富士演習場外で発見されたと国から報告がありました。人的被害が無かったことは不幸中の幸いですが、訓練中のドローンが演習場外へ出たことは誠に遺憾であります。引き続き防衛省に対し、すべての航空機の訓練について安全管理の徹底を求めて参ります」とコメントしました。

防衛省南関東防衛局は、ドローン行方不明発生翌日12月8日、キャンプ富士の司令官に対し原因究明と再発の防止を申し入れています。

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