自転車ヘルメット着用広報大使に 長崎ヴェルカ「LUCA」任命 年末の交通安全県民運動がスタート

多田交通部長(左)から任命状を受け取る「LUCA」=長崎市、かもめ広場

 「もちましょう 心の余裕と 車間距離」をスローガンに、年末の交通安全県民運動が13日、始まった。
 22日までの期間中、長崎県警などは各地でパレードや街頭キャンペーンなどを実施し、飲酒運転防止や歩行者の交通事故防止などを呼びかける。

 「自転車ヘルメットでナイスディフェンス!」-。県警は13日、バスケットボール男子Bリーグ1部の長崎ヴェルカのクラブマスコット「LUCA(ルカ)」を自転車ヘルメット着用広報大使に任命した。今後、自転車乗車時の着用や交通ルール順守を街頭などで呼びかける。
 長崎市尾上町のJR長崎駅前「かもめ広場」であった式で、多田浩之交通部長がルカに任命状を手渡した。長崎ヴェルカの田河毅宜取締役は「ヴェルカの強さの要因はディフェンスとルールを守ること。皆さんも交通ルールを守り、ヘルメットを着用して」とあいさつした。
 道交法改正に伴い、本年度から自転車に乗る人のヘルメット着用が努力義務化された。県警交通企画課によると、11月末現在、県内で発生した自転車に絡む事故は90件。死者2人ともヘルメットを着けておらず、負傷者83人のうち約8割が未着用だった。

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