穴水で「のとてまり」初出荷 32個認定、プレミアム8個

プレミアム規格に認定された「のとてまり」=穴水町平野

 奥能登産の原木シイタケ「のと115」の出荷作業は14日、穴水町平野のJA全農いしかわ穴水事務所で始まり、初日は昨年より2個多い32個が特秀品「のとてまり」に認定された。8個入りの1箱はプレミアム規格として認められた。15日に金沢市中央卸売市場で競りに掛けられる。

 この日は生産者42人が1594個を持ち込んだ。JA全農いしかわや奥能登原木しいたけ活性化協議会によると、今年は夏から秋にかけての高温や小雨で生育が遅れたものの、11月下旬ごろから降雨や低温が続いたことで持ち直し、上々の品質となった。

 のとてまりは、かさが直径8センチ以上、肉厚3センチ以上、かさの巻き込みが1センチ以上で、形が優れた肉厚4センチ以上がプレミアムとなる。のと115は来年3月までに昨年より1万個多い3万8千個の出荷を見込む。

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