「もしかしたら巻き込まれていたかも」こども園送迎バス事故 園児5人を含む10人けが 一夜明けた現場から

18日、広島・東広島市でこども園の送迎バスが中央分離帯乗り越え、反対車線を走っていた車4台と次々と衝突。園児5人を含む10人がけがをしました。一夜明けた現場から 渕上沙紀 アナウンサーの報告です。

渕上沙紀 アナウンサー
事故があった現場からお伝えします。ちょうど、わたしの後ろが18日、送迎バスが街路樹にぶつかって停車した場所なんです。あたりを見てみますと、このようにこのバスの破片と思われる緑や白のものが落ちています。

街路樹を見てみますと、表面の幹がはがれ落ちているんです。こういったことから見ても衝撃の大きさというのがわかります。

今回の事故は、その距離およそ100m足らずで起こりました。画面奥の道路からバスがやってきまして、中央分離帯を越えて逆走したということなんです。この中央分離帯の縁石の高さですが、15センチほどありました。街路樹も等間隔に並んでいるんですが、これをなぎ倒して逆走したとなると、かなりのスピード、そして勢いがあったのではないかなと現場から見てもわかります。

この事故があった現場のすぐ隣りを見てみますと、駐車場があります。実は、すぐ近くの別の幼稚園の送迎用の駐車場になっています。

18日に事故があったのは午後2時半ごろです。きょうも同じ時間帯に多くの保護者の方が園児を迎えに来ていました。現場のすぐ隣りの道路を園児たちが通って駐車場に入っていきます。時間帯も同じということで、「もしかしたら事故に巻き込まれていたかもしれない。たいへん怖いです」と保護者も話していました。

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