【園バス事故】運転手の会社が謝罪「体調不良把握しておらず」知っていたら… 広島

20日東広島市で起きた送迎バスの事故。

園から委託されていた安佐北区にある運転手が勤める会社が謝罪しました。

バスの運転を請け負う新中央交通の取締役は取材に応じました。

新中央交通 取締役

「被害にあった車両に乗られた方々バスに乗っていた園児様、引率の先生さらに園さま、

関係各所の方々に多大なご迷惑をおかけしたことについて心からおわび申し上げます」

園長によりますと77歳の男性運転手は当日午前の勤務後に「かぜをひいたかも」と話していて、

休憩時間中に病院へ行き点滴を受けていたということです。

しかし会社は事前に把握していなかったといいます。

新中央交通 取締役

「会社としては当日にそのような情報を把握しておらず

事故発生の翌日にたまたまご家族とお話する機会がありましたので

その際にご家族から聞いた『かぜぎみだったので点滴か注射を受けた』と」

事前に体調不良を把握していたら運転手を交代できる態勢をとっていたと説明しました。

警察によりますと男性運転手には糖尿病の持病があるということですが、会社は把握していませんでした。

新中央交通 取締役

「12月中ですね今月に(健康診断を)受けてそういった結果が出ているというような糖尿病という話が?はい

それが事故の翌日にご家族から(健康診断の)書類を受け取ったと聞いています」

この会社ではドライバーの年齢制限は無く、健康上の問題や運転機能の低下があった場合には、

それぞれの運転手と相談し対応しているということです。

警察によりますとバスは法定速度の50kmを超えるおよそ60kmで逆走していたことが分かりました。

車内を撮影したドライブレコーダーには運転手が繰り返し目をつむりバスが逆走する様子が記録されていたとしています。

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