「小ぶりだが香りよし」ユズの皮むき最盛期 ゆずこしょう特産の日田市【大分県】

香りの良いユズの皮をむく従業員ら=日田市の梶原食品
手際よいユズの皮むき作業

 【日田】ゆずこしょうが特産の日田市で、原料となるユズの皮むき作業が最盛期を迎えている。

 大山町西大山にある梶原食品(梶原和人代表)の加工場では11月下旬から、従業員が前津江、大山両町産の黄色ユズの皮むきを続けている。今年は秋に雨が少なかったため小ぶりだが、香りはいいという。今月下旬までに約8トンを仕込み、塩漬けしてゆずこしょうに加工する。

 梶原代表(52)は「ゆずこしょうは無農薬のユズで作り、まろやかな味わいに仕上がる。関東や関西にも出荷しており、日田の調味料をもっと使ってもらいたい」と話している。

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