強力寒波 広島県内で最も雪が多い地域は 北広島町八幡から気象予報士リポート(21日午後4時前)

今季一番の非常に強い寒気が入っている影響で、広島県内では中国山地を中心に大雪となっています。雪や厳しい寒さはあす22日にかけてがピークとなります。

RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
今シーズン一番の最強寒波が到来だということで、こんな日は、外を歩いていると寒くて当然です。広島県内のアメダスの気象台の観測地点で最も積雪が多い北広島町八幡にやってきました。

手元の温度計は0℃を下回って、-2.4℃。そして空気も乾燥しています。湿度10%。この中継が始まる前は-3℃を下回っていましたので、だいたい-2.4℃前後かなと思います。

目の前ですが、新雪の吹きだまりができています。住宅がいくつか立ち並んでいます。屋根一面、雪一色ですが、注目してもらいたいのがその下の部分です。大きな氷のつららができているんです。それも1本じゃないんです。

あれだけとがっていますから、もし頭の上に降ってきたらたいへんだなと思うような雪です。まるでスキー場のバックグラウンドに足を運んだような、そんな感覚です。郵便ポストの上には小さな雪山ができています。

ちょうど今、いいところに来ました。除雪車です。定期的に通っているんです。

こうやって除雪車やブルドーザーが道路をきれいに除雪してくれているからこそ、わたしたちもRCC本社(広島市)から車で2時間ほどかけて、こちらで中継でお伝えできているということなんです。

道路はきれいに除雪されているんですけども、ちょっと注目してもらいたいのが道路わきなんです。けっこう雪が積もっています。会社から「雪メーター」を持ってきたので測ってみます。640ミリです。実際にここに積もった雪だけじゃなくて、道路に積もった雪を寄せていますから一概には言えませんけれども。

地元の方にお話を聞きますと、きのう20日から雪が降っているそうなんです。ただ、20日朝はまだ、雨まじりのみぞれだったそうなんですね。お昼から雪に変わって、自宅に帰る夕方から夜にかけてはもう雪に変わって、これぐらい積もっていたということなんです。

この雪の積もる量ってエリアで違うと思うんですけれども、地元の方6~7人にお話を聞いて平均してみると40~50センチだということでした。

除雪車とかがこうやって雪をこっちに持ってくるんですけれども、かなりかたくなっています。ちょっと雪の降り方がまた強くなってきたので、どれぐらいの雪の状況か、黒い手袋をしてきたので見てもらいたいと思います。こんな感じです。雪の粒は細かいんですけども時折りホワイトアウト、BB弾ぐらいの粒の大きさの雪が降ることもあって危険です。今夜からまた雪の降り方が強くなるということですので、みなさん、お気をつけて運転とかをされてください。

© 株式会社中国放送