今季一番の非常に強い寒気が入っている影響で、広島県内では中国山地を中心に大雪となっています。雪や厳しい寒さはあす22日にかけてがピークとなります。県内で最も雪の多い北広島町からRCCウェザーセンターの 末川徹 気象予報士の報告です。(21日午後5時40分ころ)
RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
さきほど、中継でお伝えした場所から車で20分ほど離れた場所にやってきました。北広島町中祖というところです。ちょっと前から雪の降り方が強くなってきました。
街路灯があるんですけれども、けっこう雪の粒も大きくなってきているのがわかります。風も強いので雪が舞ったり、雪の粒が大きくなったときは真っ逆さまに落ちてきたりといった状況を繰り返しています。
車道ですけれども、さきほどお伝えした道路よりも少し幅はせまめとなっています。車道と歩道の境界線はわからなくなるぐらい雪が積もっています。
新雪ですので、踏んでみると少しザクッザクッという音が聞こえてくるんです。こちらの住宅には大きなつららができています。地元の方にお話を聞きますと、北広島町は豪雪地帯ということですので雪は慣れっこだということなんですけども、例年であれば、少しずつ雪が積み重なっていくということなんですが、今回の雪は一晩で一気に30センチから40センチ降り積もったということで、朝起きたらこんな状況だったということで、少し戸惑いを隠せない様子でした。
新雪の吹きだまりができています。除雪車も入ってきているので、車が通る場所、人が通る道は雪がどけられているんですけども、例えば、こちら、シャッターが閉まっていますけども、今後、雪かきをするときはけっこうたいへんだなと思います。
あたりがすっかり暗くなってきました。もう吹ぶいて、ホワイトアウトになる瞬間も何回もあります。直線道路ですけども見通しも悪くなってきました。もう暗くなってきて、また雪の降り方が強くなってきます。足元もけっこう凍結し始めて、滑りやすい状況となっています。これからみなさん、お帰りの際はお気をつけください。