西海市は、同市大島町に今春完成した大島地区工業団地の購入者について、地元の大島造船所を優先契約候補者に選定した。本契約に向けて交渉を進めている。
同団地は、造船関連企業の集積に向け、同社そばの肥前大島港の一部を埋め立てて造成。開発面積は約15.2ヘクタールで、うち約14.5ヘクタールを売却する。
2015年度に着工し、当初は21年3月完成予定だったが、想定よりも膨らんだ埋め立て土砂費用を少しでも抑えるため、2年遅らせた。事業費は約36億5千万円。
市は今年8～10月、購入を希望する企業を募集。同社から申し込みがあり、先月15日に開いた「大島地区工業団地立地企業選定審査会」で事業概要や計画などを厳正に審査。総合的評価から選定した。
