どれくらい自由な場所なのか? 平和教育講師団がパールハーバー国立記念公園を現地視察へ 広島

広島市の平和公園とハワイのパールハーバー国立記念公園との姉妹公園協定を疑問視する市民団体が、現地視察をすると発表しました。

発表したのは平和公園でガイドなどをしている、広島県原爆被害者団体協議会(県被団協・佐久間邦彦理事長)の平和学習講師団です。講師団は、姉妹公園協定について国立公園が軍事施設に囲まれた場所であることや、これら2カ所を広島市が「戦争の始まりと終わりの地」と説明することに対する違和感などから疑問の声を上げています。

会見では講師団のうち5人が、来年1月に実際に現地を視察すると発表しました。

広島県被団協 平和学習講師団 辻隆広さん
「どの程度セキュリティがあるかではなくて、行った時にどう感じるのか、行ってわかることってたくさんあると思うんです」
忍岡妙子さん
「市民が自由に行けるところかどうか自由さが大事」

また講師団は今後、広島市に対して、協定について広報誌などで市民に向けて説明するよう、求めていくということです。

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