お祝い事や鏡開きに 酒樽づくりがピーク 呉市

今年も残すところあとわずか。呉市の酒造会社では新春のお祝い事や鏡開きなどに使われる「酒樽」づくりがピークを迎えています。

「カンカンカン…」創業167年の千福三宅本店では、この道45年の徳江薫さんが昔ながらの手法で酒樽を作り続けています。

香りが良い大分県産の「うすぎ杉」を材料に、接着剤や釘などを使わず酒の漏れない樽を匠の技で作り上げていきます。

ことしはコロナが5類へ移行したことから結婚式や祝賀会などの需要が高くなり、受注が増えているということです。

三宅本店 三宅清史取締役「樽酒の最大の特徴は杉の香りを楽しめるお酒になりますので、こたつとかに入りながら和気あいあいと飲んでいただけたら」

新春用の酒樽は、県内や関東地区で注文を受けた神社や結婚式場などに出荷されます。

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