【カメラ散歩】合格を願いくぐる五角形 大分市の賀来小中で「合賀来の門」【大分県】

「合格」にちなんだ五角形の門をくぐる賀来小中の9年生=大分市賀来

 手を合わせ、一礼して五角形の門をくぐる。

 大分市の賀来小中で22日、高校入試に挑む生徒の合格を祈願する行事「合賀来(ごうかく)の門」があった。賀来神社の佐藤武洋宮司(52)が祈りをささげた後、9年生95人がそれぞれの思いを胸に高さ約2メートルの門へと進んだ。

 参加した衛藤きなこさん(15)は「全員の志望校合格を願った。準備してくれた保護者たちに感謝したい」と笑顔を見せた。

 門は父親の有志でつくる「おやじの会」が手作りし、毎年使っている。須藤祐蔵さん(51)は「この取り組みが少しでも心の支えになってくれるとうれしい」と語った。

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