【GXビジネス】今さら聞けない生成AI活用法① ビジネスシーンでも幅広く【大分県】 APC大分開発センター長の後藤喜博さんに聞く㊤

APCの後藤喜博さんは、大分市の情報科学高校でAIについての授業を教えるなど、教育や普及にも取り組んでいる=大分市

 生成AI(人工知能)に関連するニュースを聞かない日はないほど、注目が集まっている。今までは人間がしなければならなかった作業を任せたり、優秀な相談相手になってくれたり。ビジネスにおいても、活用方法次第では生産性向上や付加価値の創出につなげることもできる。大企業にとどまらず、大分県内の自治体や企業、個人でも活用が広がってきている。

 システム開発や半導体製造装置の立ち上げ支援などを手がけるAPC(佐藤隆己代表取締役)=大分市羽屋新町=では、10年ほど前からAIについての研究に着手。2022年からは情報科学高校(大分市)でもAI教育講座パッケージを提供するなど、教育活動にも力を入れている。同社の大分開発センター長、後藤喜博さん(45)に、生成AIの概要や活用方法、注意点などを聞いた。

 ―今さら聞きづらいのですが、生成AIとはどういうものですか。

 学習した大量のデータを基に、新しいデータを作り出せる(生成する)サービスを指します。ユーザーはAIに対して、テキスト(文章)で作り出してほしいものを指示します。生成AIの種類によっては作り出せるものが異なりますが、文章だけではなく画像や音楽、動画を生成できるものまであります。

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