「チーム一丸で頑張っている姿を表現」全国都道府県対抗男子駅伝の入賞トロフィーを広島の高校生が制作 全国から寄せられた折り鶴の再生紙を使用

1月の全国都道府県対抗男子駅伝で入賞チームに贈られるトロフィーを、広島市の高校生が制作しています。

トロフィーを製作しているのは広島市立基町高校創造表現コースの生徒6人です。全国都道府県駅伝の特別協賛社、大創産業が2020年の大会から製作を依頼。地元の高校生に平和を考えるきっかけにしてもらおうと、トロフィーには、平和公園に寄せられた折り鶴の再生紙が使われています。

在校生を指導しているのは東京造形大学3年生の横山栞央さんです。基町高校がトロフィー作りを始めたときの生徒です。

横山栞央さん
「選手たちに、平和で繋がれた思いみたいなのが、トロフィーを通じて繋がっていってほしいと、私が作っている時から考えていることです」

これまでは陶器で製作していましたが、今回から樹脂素材「ジェスモナイト」に替え折り鶴がより分かりやすくなりました。形状も自由にできるため直線的なデザインにも挑戦しました。

基町高校1年・伊藤すみれさん
「飛び立つツルの形をイメージして作りました。手に取って喜んでもらえるようなトロフィになればいいなと思います」
基町高校1年・中原雅さん
「7面で作ってるんですけど、7人で1つのチームってことで、みんなでチーム一丸となって頑張ってる姿を表現しました」

全国都道府県駅伝は、1月21日に開催され、RCCラジオが全国38局ネットで実況生中継します。

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