京都府亀岡市大井町の大井神社でしめ縄作りが行われた。氏子総代8人が12月24日に集まり、早朝から協力して長さ7.5メートルの立派なしめ縄を仕上げた。
約20年前に始まった恒例行事。10月に刈り取った地元の北金岐(きたかなげ)地区のもちわらを束ねてねじり上げ、はさみで形を整えていった。しめ縄は昨年に作られたものを外して本殿に飾られ、門松とともに新年を迎える華やかな装いとなった。境内の天満宮などのしめ縄も作られ、奉納された。
総代長を務める牧野洋一さん(73)は「長く続く伝統にたずさわれることはありがたい」と話した。稲本高続宮司(50)は「辰(たつ)年を竜のように飛躍の年にしてほしい」と願った。