多文化共生を掲げる京都府南丹市の団体「くらるす」が、南丹市八木町のJR吉富駅にある「コミュニティプラザよしとみ」で沖縄民謡コンサートや交流会を開いた。日本で暮らす外国人と地域住民らが、音楽やビンゴ大会を楽しんだ。
12月17日に開催され、米国や台湾、バングラディシュを母国とする人ら約30人が参加した。
冒頭、沖縄三線奏者にいじゅんさん=京都市右京区=が、軽快な音色で沖縄の名歌「てぃんさぐの花」などを演奏。参加者は手拍子や踊りで応えた。
日本在住13年というベトナムにルーツを持つ参加者(42)=園部町=は「沖縄の歌は初めて聞いたけど、優しい感じがして、心が澄んでいくようでした」と笑った。
英語や中国語など母国のあいさつを行う場を設け、親睦を深め合ったほか、持ち寄った景品でビンゴ大会もあり、会場で歓声が響いた。