臨時の巫女ら“仕事始め” 初詣客迎える準備 雲仙・橘神社

真新しい社務所で新年のお守りを袋詰めする巫女=雲仙市、橘神社

 長崎県雲仙市千々石町の橘神社(橘昌樹宮司)で28日、学生ら14人が初詣客を迎える臨時の巫女(みこ)らになる奉告(ほうこく)神事に臨んだ。今年は宮司を支える男性「出仕(しゅっし)」も初めて3人参加。23日に建て替えを完了したばかりの社務所大広間で、お守りを袋詰めした。
 同神社は大鳥居の前に大門松が立ち、例年大勢の初詣客が訪れる。この日は市内外から集まった学生らが、はかまや作務衣(さむえ)姿で神事に臨んだ後、お守りの袋詰めに取り組んだ。
 3年連続で巫女を務める同町出身で佐賀県の専門学校2年、園川かんなさん(20)は「社務所が新しくなり木のいい香りがしてうれしい。楽しく笑顔で参拝客をお迎えしたい」と話した。

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