丹精込めた「亀岡牛」肉質競う 京都府亀岡市で枝肉共励会

つり下げられた枝肉の肉質をチェックする審査員(亀岡市三宅町・市食肉センター)

 亀岡牛の肉質を競う「枝肉共励会」がこのほど、京都府亀岡市三宅町の亀岡市食肉センターであった。生産農家6人が丹精込めて肥育した26頭が出品され、審査員が脂肪の入り方や肉の色合いを見比べた。

 亀岡市食肉センター管理組合が飼育技術の向上を目的に毎年開いている。重さ500~700キロ台の枝肉がつり下げられた冷蔵庫で、組合長ら審査員3人が懐中電灯で照らしながら、赤身や脂肪の色、霜降りのきめ細かさをチェックした。

 審査の結果、最優秀賞の府知事賞には西川貴大さん、市長賞は数井隆夫さんが選ばれた。表彰式の後に競りも行われ、入賞した枝肉が高値で競り落とされた。

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