長崎・諏訪神社で煤祓(すすはら)い 「辰」のように躍動する年へ 参拝客20万人予想

ササ竹を使って拝殿のすすを払う神職=長崎市、諏訪神社

 新年を前に、長崎市上西山町の諏訪神社で29日、「忌(いみ)竹」と呼ばれるササ竹で社殿を清める「煤祓(すすはら)い神事」があった。
 宮田文嗣禰宜(ねぎ)(61)が祝詞をささげ、巫女(みこ)が神楽を舞った後、神職3人が長さ約5メートルの忌竹を使い、本殿と拝殿の天井や壁の縁などに今年積もったちりやほこりを払った。
 宮田禰宜は「今年は、待ち望んだ長崎くんちが4年ぶりに通常開催され、喜びにあふれる1年だった。来年は(干支(えと)の『辰(たつ)』にちなみ)日本や長崎の経済や文化が発展する躍動の年になれば」と話した。
 同神社は正月三が日の参拝客は今年より5万人ほど多い約20万人の人出を見込んでいる。

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