新年を迎え、兵庫県内の神社や寺は初詣客でにぎわった。2024年の干支は「辰」。参拝客は真剣な表情で手を合わせ、天に昇る竜のような飛躍を願った。
神戸市中央区の湊川神社では1日午前0時、新年の到来を告げる「初太鼓」が境内に鳴り響いた。家族連れやカップルらが本殿に向かって一斉にさい銭を投じ、祈念した。
カウンセラーの女性（51）＝神戸市中央区＝は「娘の受験がうまくいくように願いました。家族の健康が一番」と話した。神戸市立科学技術高1年の男子高校生（16）は「部活のサッカーで、けがなくプレーできますようにと願いました。今年は、兵庫県総体で優勝して全国大会に出場したい」と語った。
家族ときた宝塚市の小学校に通う男児（6）は「おうちでゆっくりして、いっぱい眠りたい」とにっこり。神戸に帰省してきたという大学1年生の女性（18）＝大阪府＝は「第一、健康。第二、単位を取る。第三、彼氏ができたら。毎日楽しく、幸せに過ごしたい」と話した。（劉 楓音）
