能登半島地震受け、いち早く募金箱を設置 大槌稲荷神社 

能登半島地震の被害拡大を受け、設置した手製の募金箱

 石川県能登地方を震源とする地震を受け、岩手県大槌町安渡の大槌稲荷神社(松橋知之宮司代務者)は2日、募金箱を設置した。

 初詣客の多い正月三が日に間に合わせようと、地震が起きた1日の夜に急いで募金箱を手作り。設置直後から、善意を寄せる人々の姿があった。

 同神社は東日本大震災時、避難所として最大約80人を受け入れた。全国各地から多くの支援物資が届き、北陸地方からはいち早く灯油をいっぱい積んだ車が来たという。

 寄付は被災した人々の生活支援などに充ててもらう予定。募金箱は15日まで、午前8時~午後5時に拝殿前と授与所前に設置している。

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