持ち上げるのも一苦労!? 家庭菜園から巨大大根 通常の7倍、重さ7キロの超「大物」 福崎

三輪太郎さん宅の庭で収穫された巨大大根=福崎町東田原

 兵庫県福崎町の三輪太郎さん(75)宅の庭で、巨大な大根が収穫された。重さはなんと約7キロ。通常の大根の約7倍だ。これだけ大きいと持ち上げるのも一苦労だが、三輪さんは「年末年始の思わぬプレゼントになった」と喜んだ。

 三輪さんは家庭での料理に使うため、庭の畑でニラや三つ葉などを栽培。大根は2年前から育て始め、昨年は9月に、近くに住む孫の伊織さん(8)と一緒に種をまき、12月から収穫を始めた。

 同月29日、妻の里美さん(73)が「夜ご飯はおでんにしよう」と大根を引くが、なかなか抜けない。一気に力を入れると、直径約17センチ、長さ約45センチの「大物」が採れたという。

 なぜこれほど大きくなったのか。「日当たりの良い場所で農薬を使わず、こまめに虫を取り除いて育てた」と三輪さん。姫路農業改良普及センターによると、種自体が遺伝子的に大きくなる特性を持っていた可能性があるという。

 里美さんは「おでんだけでなく筑前煮や田楽、漬物にもできちゃう」とにっこり。伊織さんは「おばあちゃんのご飯は全部おいしいから楽しみ」と笑顔を見せた。(喜田美咲)

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